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iDempiere 取引先SLAの使い方|会計 操作マニュアル・技術仕様

📖 会計の全体像: 会計の全体図 も合わせてご覧ください。

取引先SLAは、SLA標準で定義した測定基準をもとに、取引先を起点として SLA ゴールと実測値を管理するウィンドウです。SLA標準ウィンドウが「基準 → 取引先」の順で辿るのに対し、こちらは「取引先 → ゴール → 測定」の順で参照します。

⚠️ 非推奨: iDempiere 13 標準では、このウィンドウは無効化されています(旧バージョンからの互換用・標準メニュー未登録)。新規の業務設計での利用は推奨されません。本ページは既存データの理解・移行検討のための参考情報です。

📌 ポイント: 第 1 タブは取引先マスタ(C_BPartner)の参照ビューです。取引先自体の登録・修正は取引先マスタで行い、このウィンドウでは SLA ゴールの設定と実績確認に使う設計です。

取引先SLAでできること(設計上の機能)

Section titled “取引先SLAでできること(設計上の機能)”
  • 取引先起点での SLA ゴール(基準・目標値・有効期間)の一覧・設定
  • ゴール配下の個別実測値(SLA測定)の記録・参照
  • 与信情報・売上実績など取引先の主要指標の同時参照(第 1 タブ)
  • 「検索+計算測定」ボタンによる実績の集計
タブ名テーブル項目数役割
取引先SLAC_BPartner約19項目取引先の選択(与信・売上実績等の参照)
SLAゴールPA_SLA_Goal約15項目取引先の SLA 目標値と実績サマリ
SLA測定PA_SLA_Measure約10項目個別の実測値レコード
graph TD
    A["⚠️ iDempiere 13 では無効化<br/>(利用時は AD で再有効化が必要)"] --> B["👥 取引先SLAタブで<br/>対象取引先を選択"]
    B --> C["🎯 SLAゴールタブで<br/>SLA標準・測定目標・期間を設定"]
    C --> D["📝 SLA測定タブで<br/>実測値を確認・記録"]
    D --> E["🔄 検索+計算測定ボタンで<br/>実績を集計"]
    E --> F["📊 取引先ごとの<br/>目標 vs 実績を確認"]

iDempiere 13 では無効化 (利用時は AD で再有効化が必要) 取引先SLAタブで 対象取引先を選択 SLAゴールタブで SLA標準・測定目標・期間を設定 SLA測定タブで 実測値を確認・記録 検索+計算測定ボタンで 実績を集計 取引先ごとの 目標 vs 実績を確認

アクセス方法(メニューパス)

Section titled “アクセス方法(メニューパス)”

標準メニューには登録されていません(間接使用・互換用ウィンドウ)。参照する場合はウィンドウ検索等から開く必要があります。

ゴールの設定(設計上の手順)

Section titled “ゴールの設定(設計上の手順)”
  1. 取引先SLAタブで対象取引先を検索・選択(このタブでの新規作成は想定されていません)
  2. SLAゴールタブで目標を登録:
    • SLA標準: SLA標準で定義済みの基準を選択
    • 名称 / 測定目標: ゴール名と目標値
    • 有効開始日・有効終了日: 測定対象期間
  3. SLA測定タブで個別実測値(取引日付・実績測定)を記録
  4. ゴールの「検索+計算測定」ボタンで実績を集計し、実績測定に反映

主要項目のみ掲載します。全項目一覧はリファレンス参照

項目名タブ必須説明
検索キー / 名称取引先SLA必須取引先の識別情報(参照)
与信限度額 / 与信利用額取引先SLA必須与信状況の参照
売上予想 / 売上実績取引先SLA-ライフタイム売上の参照
SLA標準SLAゴール必須適用する測定基準
測定目標 / 実績測定SLAゴール必須目標値と集計済み実績
有効開始日 / 有効終了日SLAゴール-ゴールの有効期間
取引日付 / 実績測定SLA測定必須個別実測値
テーブル / レコードIDSLA測定-実測の根拠レコードへのリンク

Q. SLA標準ウィンドウとの違いは何ですか?

Section titled “Q. SLA標準ウィンドウとの違いは何ですか?”

扱うデータは同じ(PA_SLA_Goal / PA_SLA_Measure)で、入口が異なるだけです。SLA標準は「基準を軸に全取引先のゴールを見る」、取引先SLAは「特定取引先の全ゴールを見る」ためのウィンドウです。

Q. メニューに見当たりません。

Section titled “Q. メニューに見当たりません。”

iDempiere 13 ではこのウィンドウは無効化されており、標準メニューに登録されていません。SLA標準ウィンドウと同様、旧バージョンからの互換用として AD 定義のみ残っています。

Q. 第 1 タブで取引先情報を編集してもよいですか?

Section titled “Q. 第 1 タブで取引先情報を編集してもよいですか?”

第 1 タブは取引先マスタの一部項目を表示する選択用タブです。取引先情報の保守は取引先マスタウィンドウで行ってください。取引先マスタ側の保存ロジック(MBPartner)がそのまま適用されるため、表示されていない必須項目の関係で編集が制限される場合があります。

🛠 技術仕様(開発者向け)

取引先SLAウィンドウ(AD_Window_ID: 336)は C_BPartner(第 1 タブ・参照用)+ PA_SLA_Goal + PA_SLA_Measure の 3 階層です。ウィンドウ固有のモデルクラスはなく、各タブの保存には MBPartner / MSLAGoal(168行)/ MSLAMeasure(141行)がそのまま適用されます。SLA データモデルの詳細は SLA標準の技術仕様を参照してください。

flowchart TD
    W["取引先SLA ウィンドウ<br/>(AD_Window_ID: 336)"] --> T1["C_BPartner<br/>取引先(参照)"]
    T1 --> T2["PA_SLA_Goal<br/>SLAゴール"]
    T2 --> T3["PA_SLA_Measure<br/>SLA測定"]
    C["PA_SLA_Criteria<br/>SLA標準(別ウィンドウで定義)"] -.-> T2

取引先SLA ウィンドウ (AD_Window_ID: 336) C_BPartner 取引先(参照) PA_SLA_Goal SLAゴール PA_SLA_Measure SLA測定 PA_SLA_Criteria SLA標準(別ウィンドウで定義)

パッケージ: org.compiere.model ソースファイル: org.adempiere.base/src/org/compiere/model/MSLAGoal.java / MSLAMeasure.java(取引先タブは MBPartner.java

PA_SLA_Goal(SLAゴール)— このウィンドウの中心テーブル

Section titled “PA_SLA_Goal(SLAゴール)— このウィンドウの中心テーブル”
カラム名必須説明備考
PA_SLA_Goal_IDIDPKゴールID主キー
C_BPartner_IDSearchY取引先親タブリンク
PA_SLA_Criteria_IDTableDirectYSLA標準
MeasureTarget / MeasureActualNumberY目標値 / 実績値
ValidFrom / ValidToDateN有効期間
ProcessingButtonN検索+計算測定
DateLastRunDate+TimeN最新実行日
ProcessedYesNoY処理済み

PA_SLA_Measure の構成は SLA標準の技術仕様と同一です。C_BPartner の詳細は取引先マスタを参照してください。

ウィンドウ固有の保存ロジックはありません。ゴールの集計には MSLAGoal.getAllMeasures() / getNewMeasures()(DateLastRun 以降の差分取得)、期間判定には isDateValid() が使われます。測定ロジックは親基準(MSLACriteria.newInstance() による org.compiere.sla.SLACriteria 実装クラス)に委譲されます。

  • ウィンドウ自体が非推奨のため、新規の取引先 KPI 要件は Model Validator + カスタムプロセスでの実装を推奨します
  • Callout: 対象テーブルに標準 Callout の定義はありません(gw_column 上 callout なし)
プロセス名説明
検索+計算測定SLAゴールの Processing ボタン。実測値の取り込み・集計
計算測定SLA測定の Processing ボタン。個別測定の計算

取引先ごとのサービスレベル管理(納期・品質・与信の複合評価)は、現行機能ベースで保守性の高い形に再設計できます。

As-Link株式会社では、OSGiプラグインによる安全なカスタマイズを提供しています。

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