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iDempiere 減価償却期間按分タイプの使い方|固定資産管理 操作マニュアル・技術仕様

📖 固定資産管理の全体像: 固定資産管理の全体図 も合わせてご覧ください。

減価償却期間按分タイプ(Depreciation Period Spread Type)は、年間の減価償却費を会計期間(期間 1〜14)へどの比率で配分するかを定義するマスタウィンドウです。均等配分ではない期間按分(季節性のある配賦等)を表現するために用意されています。

⚠️ 非推奨: iDempiere 13 標準ではこのウィンドウは無効化されています(旧バージョンからの互換用)。新規の業務設計での利用は推奨されません。本ページは既存データの理解・移行のための参考情報です。

📌 ポイント: 期間 1〜14 の各比率がすべて必須項目です。13・14 期間目は 12 ヶ月+調整期間を持つ会計カレンダー向けの枠です。

減価償却期間按分タイプでできること

Section titled “減価償却期間按分タイプでできること”
  • 按分タイプ(Spread Type)コードの定義
  • 期間 1〜14 それぞれへの配分比率(%)の登録
  • 説明文による按分パターンの文書化
  • 有効フラグによる按分タイプの管理

シンプルな 1 タブ構成です。

タブ名テーブル項目数役割
Period Spread TypeA_Asset_Spread約17項目按分タイプと期間 1〜14 の配分比率
graph TD
    A["⚠️ iDempiere 13 では無効化<br/>(互換用・新規利用非推奨)"] --> B["🚀 利用する場合は<br/>ウィンドウを有効化して開く"]
    B --> C["➕ 新規で按分タイプを入力<br/>(Spread Type・説明)"]
    C --> D["📊 期間 1〜14 の配分比率を入力<br/>(全期間必須)"]
    D --> E["💾 保存"]

iDempiere 13 では無効化 (互換用・新規利用非推奨) 利用する場合は ウィンドウを有効化して開く 新規で按分タイプを入力 (Spread Type・説明) 期間 1〜14 の配分比率を入力 (全期間必須) 保存

アクセス方法(メニューパス)

Section titled “アクセス方法(メニューパス)”

iDempiere 13 標準ではメニュー未登録かつウィンドウ自体が無効化されています(AD_Window_ID: 53057)。参照が必要な場合はシステム管理者権限でウィンドウを有効化してください。

  1. ツールバーの「新規」ボタンをクリック
  2. 基本情報を入力:
    • Spread Type: 按分タイプのコード
    • 説明: 按分パターンの説明
  3. **期間 1〜14 の配分比率(%)**を入力(すべて必須)
  4. 保存」をクリック
項目名必須説明
クライアント必須選択テナント
組織必須選択対象組織
Spread Type-文字列按分タイプコード(20文字)
説明-文字列按分パターンの説明
Period 1 % 〜 Period 14 %必須数値各期間への配分比率

全項目一覧はリファレンス参照

Q. iDempiere 13 で新規に使ってもよいですか?

Section titled “Q. iDempiere 13 で新規に使ってもよいですか?”

推奨されません。このウィンドウは旧バージョン互換のために残されており、iDempiere 13 標準では無効化されています。期間配分の要件がある場合は、償却方法・カレンダー設計側での対応を検討してください。

Q. なぜ期間が 14 個あるのですか?

Section titled “Q. なぜ期間が 14 個あるのですか?”

12 ヶ月の通常期間に加えて調整期間(決算調整用など)を持つ会計カレンダーに対応するためです。12 期間で運用する場合も、カラム定義上は期間 13・14 を含む全期間の比率入力が必須です。

Q. 配分比率の合計チェックはありますか?

Section titled “Q. 配分比率の合計チェックはありますか?”

このテーブルに対する標準の検証ロジック(モデルクラス・Callout)は存在しないため、合計 100% のチェックは自動では行われません。運用で担保するか、Model Validator の追加が必要です。

🛠 技術仕様(開発者向け)

減価償却期間按分タイプは A_Asset_Spread テーブルに格納される設定マスタです。iDempiere 13 のソースツリーには専用の M クラスも生成クラス(X_)も存在せず、汎用の GenericPO 経由で永続化される AD 辞書定義のみのテーブルです(ウィンドウ自体も標準で無効化)。

classDiagram
    class GenericPO {
        <<runtime>>
        A_Asset_Spread 用の専用クラスなし
    }
    class PO {
        <<abstract>>
    }
    GenericPO --|> PO
    GenericPO ..> A_Asset_Spread : persists

<> A_Asset_Spread 用の専用クラスなし <>

パッケージ: 専用クラスなし(AD 辞書定義のみ) ソースファイル: なし(org.adempiere.base 内に A_Asset_Spread を参照する Java クラスは存在しません)

カラム名必須説明備考
A_Asset_Spread_IDIDPK主キー
AD_Client_IDTableDirectYクライアント
AD_Org_IDTableDirectY組織
A_Asset_Spread_TypeTextN按分タイプコード20文字
DescriptionTextN説明
A_Period_1 〜 A_Period_14NumberY期間 1〜14 の配分比率全 14 カラム必須
IsActiveYesNoY有効

専用クラスが存在しないため、beforeSave/afterSave 等のテーブル固有ロジックはありません。必須制約は AD 辞書のカラム定義(IsMandatory=Y)のみで強制されます。合計 100% 等の業務的整合性チェックは標準では実装されていません。

拡張ポイント(カスタマイズ箇所)

Section titled “拡張ポイント(カスタマイズ箇所)”
  • Model Validator: 合計比率チェック(Period 1〜14 の合計 = 100)を追加する場合は、テーブル名 A_Asset_Spread に対する Model Validator を登録します。
  • Callout: このテーブルに標準 Callout はありません。
  • ただし非推奨ウィンドウのため、拡張投資よりも償却方法マスタ側(減価償却方法減価償却計算方法)での設計を推奨します。

リファレンスページ・メニューに関連プロセスの登録はありません。


旧バージョンから期間按分タイプを利用している場合、iDempiere 13 への移行時に償却設定の再設計が必要になることがあります。

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