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iDempiere 会計ディメンションの使い方|会計 操作マニュアル・技術仕様

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📖 会計の全体像: 会計の全体図 も合わせてご覧ください。

会計ディメンションは、勘定科目以外のディメンション(組織・販売地域・アクティビティ・プロジェクト・取引先・品目・キャンペーン)のツリー構造(集計階層)を保守するためのウィンドウです。主にレポート集計用の「サマリレベル」ノードを作成・管理します。

📌 ポイント: 勘定科目セグメント自体のツリーは「勘定科目要素(Account Element)」ウィンドウで管理します。このウィンドウが扱うのは勘定科目以外のディメンションです。また、各タブは通常のマスタ登録画面より項目が少ないため、必須項目にデフォルトが無いマスタ(品目・取引先等)の新規作成はできない場合があります。

会計ディメンションでできること

Section titled “会計ディメンションでできること”
  • 集計用サマリノード(IsSummary=Y)の作成による多階層レポートの実現
  • 組織ディメンションツリーの保守
  • 販売地域・アクティビティ・プロジェクト・キャンペーンの階層管理
  • 取引先・品目のレポート集計階層の保守
  • 財務レポートのディメンション別集計軸の整備

7 つの独立タブ(すべて階層 0)で、それぞれ別のマスタテーブルを編集します。

タブ名テーブル項目数役割
組織ディメンションAD_Org約6項目組織ツリーの保守
販売地域ディメンションC_SalesRegion約7項目販売地域ツリーの保守
アクティビティディメンションC_Activity約7項目アクティビティ(ABC活動)ツリーの保守
プロジェクトディメンションC_Project約8項目プロジェクトツリーの保守
取引先範囲C_BPartner約9項目取引先の集計階層の保守
品目ディメンションM_Product約8項目品目の集計階層の保守
キャンペーンディメンションC_Campaign約8項目キャンペーンツリーの保守
graph TD
    A["🚀 メニューから開く<br/>会計管理 > 会計設定 > 会計ディメンション"] --> B["📂 対象ディメンションの<br/>タブを選択"]
    B --> C["➕ 新規で検索キー・名称を入力"]
    C --> D["☑️ サマリレベルにチェック<br/>(集計ノードの場合)"]
    D --> E["💾 保存"]
    E --> F["🌳 メニューのツリー保守で<br/>階層内の位置を調整"]
    F --> G["📊 財務レポート等で<br/>サマリノード単位の集計が可能に"]

メニューから開く 会計管理 > 会計設定 > 会計ディメンション 対象ディメンションの タブを選択 新規で検索キー・名称を入力 サマリレベルにチェック (集計ノードの場合) 保存 メニューのツリー保守で 階層内の位置を調整 財務レポート等で サマリノード単位の集計が可能に

アクセス方法(メニューパス)

Section titled “アクセス方法(メニューパス)”

メニューから「会計管理 > 会計設定 > 会計ディメンション」を開きます。

  1. 対象ディメンションのタブ(例: 品目ディメンション)を開く
  2. 新規」ボタンをクリック
  3. 基本情報を入力:
    • 検索キー: 一意のコード
    • 名称: ノード名(例: 全飲料品目
    • サマリレベル: 集計ノードとして使う場合にチェック
    • タブによっては追加必須項目あり(品目=品目カテゴリ、取引先=取引先グループ)
  4. 保存」をクリック

⚠️ 注意: このウィンドウの各タブは、対象マスタの全必須項目を表示していません。表示されていない必須項目にデフォルト値が設定されていない場合、新規レコードは作成できません(ウィンドウのヘルプにも明記されています)。実データ(取引に使うレコード)の登録は各マスタの標準ウィンドウ(品目マスタ・取引先マスタ等)で行い、このウィンドウはサマリノードの保守に使うのが実務上の使い分けです。

全タブ共通の主要項目です。全項目一覧はリファレンス参照

項目名必須説明
検索キー必須文字列一意のコード
名称必須文字列ノード名
説明-文字列補足説明
有効必須チェックレコードの有効/無効
サマリレベル必須チェック集計用ノード(実取引に使用不可)
品目カテゴリ必須(品目タブ)選択品目ディメンションのみ
取引先グループ必須(取引先タブ)選択取引先範囲タブのみ
プロジェクトタイプセット-ボタンプロジェクトタブのみ

Q. 新規レコードが保存できません。

Section titled “Q. 新規レコードが保存できません。”

このウィンドウは各マスタの一部項目しか表示しないため、非表示の必須項目にデフォルト値が無いと保存できません。サマリノード以外の実レコードは、品目マスタ・取引先マスタなど各標準ウィンドウで登録してください。

Q. サマリレベルのレコードは伝票で使えますか?

Section titled “Q. サマリレベルのレコードは伝票で使えますか?”

使えません。サマリレベル(IsSummary=Y)はレポート集計のための階層ノードで、伝票の入力値としては選択対象外です。集計にのみ利用されます。

Q. 勘定科目のツリーはどこで管理しますか?

Section titled “Q. 勘定科目のツリーはどこで管理しますか?”

勘定科目セグメント(およびユーザー定義ディメンション)のツリーは「勘定科目要素(Account Element)」ウィンドウで管理します。本ウィンドウは勘定科目以外のディメンション専用です。勘定科目表も参照してください。

Q. 作成したノードを階層のどこに置くかはどう指定しますか?

Section titled “Q. 作成したノードを階層のどこに置くかはどう指定しますか?”

このウィンドウではノード(レコード)自体を作成し、ツリー内の配置はメニューの「ツリー保守(Tree Maintenance)」で行うのが標準の流れです。レポート階層を独自に組む場合はレポート階層を利用します。

🛠 技術仕様(開発者向け)

会計ディメンションウィンドウ(AD_Window_ID: 283)は、専用テーブルを持たず、既存マスタ 7 テーブル(AD_Org / C_SalesRegion / C_Activity / C_Project / C_BPartner / M_Product / C_Campaign)へのビュー的な編集タブを並べた保守用ウィンドウです。各タブの保存ロジックはそれぞれのモデルクラス(MOrg / MSalesRegion / MActivity / MProject / MBPartner / MProduct / MCampaign 等)がそのまま適用されます。ウィンドウ固有のモデルクラスはありません。

flowchart TD
    W["会計ディメンション ウィンドウ<br/>(AD_Window_ID: 283)"] --> T1["AD_Org<br/>組織"]
    W --> T2["C_SalesRegion<br/>販売地域"]
    W --> T3["C_Activity<br/>アクティビティ"]
    W --> T4["C_Project<br/>プロジェクト"]
    W --> T5["C_BPartner<br/>取引先"]
    W --> T6["M_Product<br/>品目"]
    W --> T7["C_Campaign<br/>キャンペーン"]
    T1 --> TR["AD_Tree*<br/>ツリー構造"]
    T2 --> TR
    T4 --> TR
    TR --> FR["財務レポート集計"]

会計ディメンション ウィンドウ (AD_Window_ID: 283) AD_Org 組織 C_SalesRegion 販売地域 C_Activity アクティビティ C_Project プロジェクト C_BPartner 取引先 M_Product 品目 C_Campaign キャンペーン AD_Tree* ツリー構造 財務レポート集計

パッケージ: org.compiere.model(各マスタのモデルクラスを流用)

各タブで編集される主要カラムは共通パターンです(詳細は各マスタの技術仕様を参照)。

カラム名必須説明備考
ValueStringY検索キー一意制約
NameStringY名称
DescriptionStringN説明
IsActiveYesNoY有効default Y
IsSummaryYesNoYサマリレベル集計ノード
M_Product_Category_IDTableDirectY品目カテゴリM_Product タブのみ
C_BP_Group_IDTableDirectY取引先グループC_BPartner タブのみ
C_ProjectType_IDButtonNプロジェクトタイプセットC_Project タブのみ

ウィンドウ固有の保存ロジックはありません。各タブの保存時には対象マスタ本来の beforeSave() / afterSave()(例: MProduct の検索キー一意性チェックや会計レコード自動生成)がそのまま実行されます。表示されない必須カラムはモデル側の必須チェックにかかるため、デフォルト値が定義されていない場合は保存エラーになります。

  • 各マスタへの Model Validator はこのウィンドウ経由の保存にも適用されます(保存経路によらず PO レイヤで発火)
  • サマリノードの命名規則・階層ルールを強制したい場合は、対象テーブルの TYPE_BEFORE_NEW / TYPE_BEFORE_CHANGEIsSummary=Y のレコードに限定した検証を追加するのが安全です

プロジェクトディメンションタブに「プロジェクトタイプセット」ボタン(プロジェクトタイプの適用・フェーズ/タスクのコピー)があります。その他のタブにプロセスボタンはありません。


ディメンション設計(部門別・地域別・プロジェクト別の集計軸)は導入初期の設計品質がその後のレポート活用を左右します。

As-Link株式会社では、OSGiプラグインによる安全なカスタマイズを提供しています。

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